平昌オリンピックの開会式を完璧に見る

 

 今年はウン回目の誕生日の翌日がオリンピックの開会式だ。
 2月8日の針供養の日が私の誕生日である。なんか世界中が祝ってくれているようでうれしい。何回目かは企業秘密である(笑)。
 8日は息子1家が特大の花束を持ってやってきてくれた。だが、仕事でオリンピックの放送モニターをしなければならないのでゆっくり話もできなかった。
 9日は朝からBS1で、先行した団体のフィギュアスケート男子を見ていたので、午前10時から夜の10時過ぎまで、既にオリンピック漬けである。これから2週間以上もこの生活が続く。疲れる。
 宇野昌磨くんの団体戦、103点越えは素晴らしかった。幸先がいい。他の1流選手がジャンプでコロンコロンと転ぶので心配したが杞憂だった。
 昌磨くんも最初の4回転で手をついたが立ち直った。流石である。たった159センチの身長しかないのに、決してチビには見えないから芸の力である。
 9日の午後7時半、夕食の片付けを早めに終えて、平昌オリンピック開会式の中継を、NHKの総合で見始めた。BS1でもやっていたが総合にした。
 まず、上村愛子元モーグル娘と杉浦友紀アナウンサーが出てきた。なんか2人ともに昔の肉襦袢みたいな冴えない色のパンツを履いている。杉浦アナはお尻がデカくてスタイルが悪いのに、膨脹色の肉色パンツではますます不細工にみえる。スタイリストはいないの?
 愛子ちゃんは美人なのに、酷い糸切り歯の歯並びが悪いので、折角の笑顔が台無し。歯並びを治したらいいのにと私は前から言っている。
 中継アナはオリンピック11回目の冨坂和男アナと桑子真帆アナの2人。ベテランと控えめな新人とでいいコンビである。中継の終わりまで、邪魔をせず、なおかつしっかりと情報は伝えていい放送であった。
 7時40分過ぎに臨時ニュースのテロップが出たので、何事かと思ったら、韓国へ行った安倍晋三首相が、レセプションで『北朝鮮の幹部と短時間だが言葉を交わした』という内容である。ちょっと待て。何を考えているのだろうか。生放送中なのだから、キャスターが読めばいいだけのこと。この程度の内容を臨時ニュースとは、ニュース価値に対する判断が甘すぎる。
 それはともかく、午後8時ジャストに開会式が始まった。映像で5人の子供が古代世界を探検する。韓国の特別な動物であるトラが壁画の中から飛び出してくる。トラは山の神のお使いだそうだ。その後に出てきた人面蝶(首は人間の顔で体は蝶々)はハリボテとはいえ気持ちが悪かった。
 円形のステージで舞い踊る女性たちが次々と美しい図形を描く。演出が素晴らしい。総合プロデューサーはソン・スンファンさん。
 ここでやっと貴賓席に文在寅韓国大統領とIOCのバッハ会長が着いた。前列中央に文さんとバッハさん。北朝鮮からの金与正氏らは後ろの2列目、アメリカ副大統領と安倍首相は前列に陣取っている。
 雰囲気が変わって370人の学生による農楽のマスゲームがとてもよく揃っている。太鼓をもって袴をはいて、光と音と人海戦術の豪華版だ。
 国旗入場後の国歌斉唱では、混血の子供たちが選ばれているとか。ややこしい大陸の分断国家らしい選択であるが、開会式の最期まで5人の子供の他に多くの子供たちが駆り出されていた。韓国では児童に20時過ぎても就労させていいという法律があるのだろうか。余計なお世話だが。
 いよいよ選手入場。先頭は雪の結晶のような真っ白のドレスを着た女性が国名を掲げて歩き、横に小さな子供ちゃんがランタンをぶら下げて歩く。男の子も女の子もいる。大人の女性の歩幅に合わせるので小走りについて行って可愛らしい。続いて各国の旗手と選手がそれぞれのウエアで行進するのだが、みんなニコニコ、手に手にスマホでビデオを撮りながら歩いている。
 東京オリンピックの頃は閉会式はぐじゃぐじゃでも、開会式は一糸乱れぬ整列行進だったものだが、時代は変わった。
 インドの次にようやく日本の大選手団が入場してきた。旗手は葛西紀明ジャンプ選手。45歳のレジェンドだ。真っ赤なダウンコートに毛糸の帽子とマフラーはグレーと白の縞柄でなかなか垢抜けている。高梨沙羅の顔も見えた。
 貴賓席の安倍晋三さんはもっさりとしていて、日本選手団が来てもボソッと手を振るだけ。バッハさんなんか同じ手を振るのでも、明るくて表情が豊かなのに、安倍さんは体調でも悪いのか。陰気臭い。
 全世界の選手団をメモしながら録画もしながら見たが、ファッションではやっぱり芸術の国・イタリアが素晴らしかった。濃紺の生地に国旗の色に入っている緑や赤などのストライプが描かれていてカッコイイ!
 後半のアトラクションは未来の世界。スマホやタブレットを思わせる長方形の枠をもったマスゲームである。音楽もいい。音楽については、どこかにいたのかもしれないが、オリンピック開会式では恒例のクラシックのオーケストラが見えなかった。全体に軟派のハヤリ歌が多く、「オリンピック賛歌」を歌ったソプラノ歌手の他は見当たらなくてがっかりした。ソプラノ歌手はひょっとして口パクだったのか?
 結論。全体に弛緩しない良く練られたプログラムで、長すぎなくてよかった。聖火点灯の最期の人が浅田真央ちゃんの憎っくきライバル、キム・ヨナちゃんだったのは私の予言通りだった。は、は、は。
 これから2週間以上、朝から晩までモニター漬けの日々が始まる。
 でも、オリンピックは1から10まで、とにかく楽しい。見るぞーーっ。