ハハハハ、ついにわが家にも振り込め詐欺野郎の電話がかかってきた!

 

 1度目は、野太い男の声で、「〇〇はいるか?」とわが息子の下の名前をいう。大体、人様の家に電話をかけて、自分の名前も言わず、いきなり息子の名前を呼び捨てにすることに私はカチンときた。
 そんな下品な知人は私の周辺にはいないので、「どちら様ですか?」と聞いた。
 相手は名乗れないらしく、再び「〇〇はいるか?」と繰り返す。
 再び私も「どちら様ですか?」と聞きながら、「ははん」とピンときた。
 しつこく相手の名前を聞いたので、グッと詰まった件の男は、電話を切ってしまった。
 わが家は番号を告知しないとかけられないように設定しているので、電話を切られても番号が液晶に出ている。
 ちょいとからかってやろうと思い、出ていた番号にすぐかけ直したところ、先程の声の男が出て、閉口したように「もう、かけんでくれ」だと!
 そっちからかけてきたのだろうが。バカめ。
 これにて相手は詐欺失敗の巻。こんな電話に騙される人の気が知れない。
 さて、2度目は一昨日である。
 今度もあまり若くない男の声である。
 「おれ、電車の中に忘れちゃってさあ」という。この男も自分の名前を名乗らず、こちらに「××様のお宅ですか?」とも聞かず、いきなりの「忘れちゃってさあ」である。
 私は吹き出しそうになった。だって、振り込め詐欺の典型としてメディアにいわれ続けているセリフそのままで、今時こんな掛け方で引っかかるノータリンがいるのかと呆れたからである。
 「どちら様ですか?」と、また聞いてやった。
 再び、「電車の中に忘れちゃってさあ」と馴れ馴れしくいう。
 私は相手よりはるかに頭の回転が速い(?!)。多分、私が「何を忘れたの?」と乗ってくると思っているのだ。ところが、私はしつこく「どちら様ですか」と聞く。
 相手はイライラしたようにもぐもぐ言っている。畳みかけて私はいってやった。「貴方が掛けていらしたのでしょう。まず、お名前をお名乗りなさいませ。どちら様ですか」
 こういう時に、格別上品な『ざあます』言葉で話すと、育ちの悪い詐欺野郎たちはついてこられない。しばし、沈黙である。何といおうかと迷っているのだ。
 「お掛けになった貴方様がまず最初にお名前をおっしゃるべきでしょう」
 相手は沈黙。数秒してプツンと電話は切れた。
 2匹目の詐欺野郎を撃退したのである。
 そもそも私の持論であるが、振り込め詐欺にやられるのは、電話を受けた消費者がバカなのである。なんで騙されるのか私は理解できない。
 しかも、現金を受け取りに来た見ず知らずの男に、大金を渡すなんて、渡す方が悪い。
 ちょっとニュースを見ていれば、詐欺の手口は微に入り細に入り報道されているのに、何でコロッと騙されるのか信じられない。
 騙される方が頭が悪いのだから、こんな人たちは放っておけばいいのである。
 詐欺男の声と自分の息子の声を聞き間違えるバカ母は詐欺に遭えばいいのである。
 もう一言付け加えれば、世間が、騙される者どもに過保護すぎる。
 先日もこんなことがあった。
 みずほ銀行の某端末コーナーに、ある時から屈強な大男が立つようになった。私が記帳のために駅前のコーナーに行くと、大男が隅の方に立っている。
 そうでなくても端末機が2台しかない狭い空間である。目障りだ!
 「あら、詐欺撃退係りさんね、余計なお世話よね」と笑いかけると、大男は「銀行の者じゃありませんから」と、暗に「俺は警察だぞ」というように居丈高にいう。
 警察? 警察官であっても、悪いことなど全くしていない人間には怖くも何ともないよ。
 私は、よせばいいのに、こういう上から目線ビトを見ると、からかいたくなる物書き族なので、「貴方、立っているのもいいけど、その辺のゴミをお片付けになったら」と神経を逆なでするようなことをいってやった。ハイ、私は意地悪ばあさんです。
 ATM機の下に、紙クズが散乱していたのである。掃除ぐらいしろ。
 大男はムッとして、「私はみずほ銀行の人間ではないので・・・」という。全く、語るに落ちる。
 私は、「みずほ銀行の人間ではないって、みずほ銀行からお金をもらって雇われているんでしょ、ならば、こっちから見ると、銀行の人と同じよ。掃除ぐらいしなさい!」といってやりたかったが、飲み込んだ。こういう人たちには通じないからである。
 警察風を吹かせて、ATMの狭い空間に立ちんぼして、振込みをする人間を「誰何」しようとでもいうのか。これを命じたみずほ銀行の上層部も大バカであり、例えばの話、お上からそんな通達でも出ているとすれば、全部ひっくるめてバカの上塗りである。
 それより、猛暑や年末の極寒の中、たった2台しかないATMの前に、客であるわれわれを、屋根もない道路に立たせておきながら、自分の口座から金を引き出すのさえ手数料を取る。強欲で陰険で、頭の悪い銀行マンたちに、いってやりたい。
 振り込め詐欺をストップさせる立ちんぼの大男に払う金があるなら、お客であるわれわれを外に立たせる無作法を先に改善しろ!といいたい。
 みずほ銀行は、このところシステムの不具合解消か何か知らないが、土日に休むことが多い。これもはなはだ迷惑である。
 自分たちの無能力を棚に上げて、顧客に犠牲を強いている。
 ひっくるめて言いたいのは、銀行マンは顧客であるわれわれ零細な金の預け主の方を見ずに、金融行政を統括するお上の方ばかり向いて、ペコペコしている。
 おれおれ詐欺の電話の話から脱線してしまったが、とにかく日頃から腹ふくるる心地のしているみずほ銀行に、ちょいとクリスマス・プレゼントの一撃を差し上げる。