新品ピカピカのパソコンとの、疲労困憊、我が闘争!

 

 昨年の12月に突然パソコンがおかしくなった。変な画面がチラチラと出たり消えたりしていて、これはてっきりウイルスだと思い、×印で消していたが、ある時、パタッと画面が暗くなった。再起動しても、製造会社のサポートセンターに相談してもらちがあかない。2014年製の富士通のPCである。まだ4年しか経っていなかった。
 すぐさま仕事に差し支えるので、サブで使っているPCに作業を切り替えて修理に出すことにした。サブに使っていたのは同じく富士通の2010年製である。もう8年も経っているが生きていて使える。しかし、動作が鈍くてのろい。
 2014年製を買った量販店Yに持ち込んで調べてもらったら、修理代が8万円と、さらにデータのバックアップに2万円ほどかかるといわれた。富士通本体に故障直しを依頼したら、だいぶ安いはずだとも言われた。その時に、量販店YのPC売り場の責任者らしい人から、2018年ではなく2017年製のこれならといって、CDドライブなどはついていないが、軽い軽いノートパソコンを新しく買ったらと薦められたのである。
 2014年製を富士通本社に調べさせると、連絡が来て、基盤が壊れている、修理には5万円以上かかり、来年(つまり、2019年)の1月下旬にならねばお渡しできないということだった。これでは仕事にならない。
 いろいろあって(この間のことはハショる)、12月の下旬に新品ピカピカの軽いノートパソコンを17万円未満で購入したのである。
 さて、ここからが本題である。
 我が闘争の始まりだった!
 私は世間がパソコンのPとも言っていない時からパソコンを使ってきた。女だがメカには強いし、シロモノ家電を新しく買った時でもなんでも、世間では旦那様の出番の仕事を自分でやっちゃう。せっかちなのと勘がいいので、マニュアル本など見ないで片づける。
 PCについては昔書いた気がするが、大学時代からの親友の1人が、富士通の子会社の北陸システムズという会社の社長をやっていたので、彼のために富士通製品ばかり買ってきたのだ。だから、今回も2017製ではあるが、新品ピカピカの真っ赤なPCを買った。
 初期化も自分でちゃっちゃとやり、使い始めた。
 最初の闘争はメールだった。
 原稿は週に3本のコラムを書いて、ワードの添付ファイルで媒体に送る作業は普通通りできた。何の問題もなかった。反応は早いし快適快適と喜んでいたが、糠喜びだった。
 媒体の担当者に3本の原稿を添付して送稿したメールがどこかへ行っちゃったのだ。最初は送稿失敗という横文字の返事が来たのだが、次にはまるっきり音無しである。
 古いPCに入っているウインドウズ・ライブメールはマイクロソフト社が止めてしまったので、送稿後の記録がどこにも残らない。「送信済みアイテム」という項目はあるが、そこに私が送った媒体宛ての添付ファイル付きのメールは記録に残っていないのである。
 つまり、私のメールは幽霊となってどこかに飛んで行っちゃった。仕方なく、媒体の担当者に「着きましたあ?」とスマホで問い合わせるバカみたいな有様。なんのこっちゃ。
 続いて、某大企業の重役だった方から不祝儀の寒中見舞いが来たので、こちらが出して戻ってきた年賀状のことについてメールを出したら、これも消えた!
 仕方なく、2度同じメールを送ったら、今度は返事が来たので着いたのである。アドレス間違いもしていないし、重い写真などは添付していないし、ただの数行の文章が消えるとは、どういうことだ! こら、富士通!
 そればかりではない。
 新しいPCなので、ライブメールのような「アドレス帳」がないので、メールの中の「ピープル」というページに頻繁にやり取りする仕事先や家族のアドレスを登録したら、これまた大トラブルの発生!
 例えば、うろ覚えで書いた家族のアドレスの、co.jpを間違ってne.jpと書いてしまったので、間違った方を削除したのだが、これが絶対に消えないのである。家族の名前を入れたら、正しい方と間違った方の2つのアドレスが並んでしつこく出てくる。
 これについては富士通のサポートセンターに1時間も待たされた挙句、繋がったのが宮城県のサポートセンターで、そこのマニュアルお姉さんが、そばにいる別のメンバーに同時にやってもらったら、やはり絶対に消えないと答え、「お調べします」といって、現在、М社に問い合わせていると返事が来たのを待っているところだ。
 欠陥商品を売りつけたな、と私は腹の中で思っているが、素知らぬ顔で、新品ピカピカPCを量販店Yの、私に売った男性のところに持ち込んで、彼にやらせてみた。
 四苦八苦していたそのK氏は、ついに万歳して、「やっぱり消えないですね」と白旗を挙げたのである。それがつい先日のことなのである。疲れる。
 昨日はまたその続きがあった。
 宮城県の富士通サポートセンターの亀野尾さんというまことに珍しい苗字の方から電話がかかってきた。間違いアドレスが消えない問題について、М社に問い合わせているので、1か月待ってほしいというのだった。1か月?
 私、仕事上がったりだわ。消えない間違いアドレスに送られることもあるからだ。
 要するに、天下の大企業の富士通が、自社ブランドで売っている最も新しい製品の不具合について、技術者集団であるはずのサポートセンターの人たちに答えられない問題を抱えさせ、なかんずく、曖昧な「約1か月待て」という返答しかさせていないということなのだった。消費者からいわせてもらえば、もってのほかだ。技術立国ニッポンも落ちぶれたものである。
 1万円や2万円の出費ではない。
 苔むした古い古いパソコンではない。
 買ったばかりのPCに複数のトラブルとは看過できない。
 新年早々、イライラばかりで、私はすっかり胃の調子が悪くなっている。